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1 ：sek ◆inter/GWwg ＠sek漬けφ ★：2007/08/21(火) 01:13:13 ID:???0 ?2BP(1111)
　
終戦直前の１０年間、大津市の琵琶湖畔でパイロット養成などを行っていた
民間水上飛行機訓練施設「天虎（てんこ）飛行研究所」の様子をおさめた写真１３６枚が見つかり、
その一部が市歴史博物館で公開されている。

同研究所は昭和１０年に設立、琵琶湖遊覧飛行や水上飛行機の操縦訓練を行っていた。
１８年ごろから軍事訓練も行われたこともあって、２０年の終戦とともに米軍に取り壊され、
短い歴史を終えたが、地元では「テントラ飛行場」と呼ばれ親しまれていたという。

写真を見つけたのは、自衛隊ＯＢの安藤敏行さん（５８）。陸上自衛隊員として阪神淡路大震災への
出動経験もある安藤さんは、「災害救助に水陸両用飛行機が生かせるのでは」と考えていたところ、
同研究所の存在を知った。

研究所について報じる当時の新聞記事など関係資料を独自に集めるうちに、元教官の佐藤生寿
（たかなが）さん（８７）が今も大津市内で暮らしていることを知って訪ねると、佐藤さんや家族から
研究所の様子を撮影した写真を収めたアルバム２冊と関係文献などを寄贈したいという申し出があった。

写真を見たときは「こんな貴重なものが残っていたとは」と衝撃を受けたという安藤さん。
「研究所出身者から戦後の民間航空を担う人材が多く出ている。日本の航空史の基礎ともいえる
天虎をもっと知ってもらいたい」と、今後も調査を続けていく考えだ。

同博物館では見つかった１３６点のうち、訓練風景などを撮影した２１点をパネル化して展示。
搭乗準備や、台車に載せた機体を琵琶湖から引き上げたり、格納庫に収納する様子など、
訓練生や教官の生き生きとした姿がとらえられている。アルバムなどは今後、同博物館へ寄贈される予定。
パネル展示は３１日まで。入場無料。月曜休館。


産経新聞　08/20
http://www.sankei.co.jp/chiho/shiga/070820/shg070820000.htm